いつもの文系に別れを告げ私はプラントエンジニアになり、そして愛を知りました。
いつもの文系に別れを告げ私はプラントエンジニアになり、そして愛を知りました。
そんな垣根はない、むしろ有利かもっ
タケです。
文系出身者がエンジ会社に入社しようとした場合どんな業務があるのか。そもそも入社できるのか。そんな疑問を抱いた人も多いと思います。
「エンジニアリング」という名の通り、どこから見ても理系の仕事っぽい。でもそんな心配も問題ありません。エンジ会社とはいえ企業は企業。役職が上がるとマネジメントセンスが求められ、リーダーシップも必要です。これについては文系・理系関係ないです。むしろ有利とも言えるかも知れません。
今回はそんな理系の方でもぜんぜん大丈夫っていうお話。
それではいきましょう、プラント百景スタート!
スタートラインはほぼ同じ
技術職ではもちろん理系出身者のほうがひとつ頭が抜けていると思いますが、言い換えれば”たった頭ひとつ”です。3つ4つの話ならそれは確かに難門ですが、入社時は言うほど気にしなくていいと思います。企業に入って初めて覚えることはたくさんありますが、実務となれば同じスタートライン。マラソンで言うところの前列か3列目くらいに立っているイメージ。
器用さやコミュニケーション的な要素は理系・文系関係なく、人間性の問題。
チームで仕事をする上で、入社時は上司先輩のお手伝いから始まります。仕事は見て学んで聞いて覚える。知らない言葉がちょっと少ないくらいで、半年くらいですぐに挽回できる範囲。1年後にはそんなディスアドバンテージもほぼなくなっているでしょう。
英語スキルは買われる
プラントエンジニア企業において海外需要は必然です。
海外に建設されるプラントは英語で書かれた書類も多く、顧客もまた外国人であることも。メール作成や打ち合わせは英語で交わされるので、ここで文系出身者の英語力が買われます。理系の人より何倍も英語の授業を受けてきたことは逆にプラス要素。
国内のエンジニアリング業務においても専門用語やビジネス用語は英語の単語が多く用いられていて、使ったことのない言葉でも無意識にスッと理解できます。
Sponsored Links (by Amazon.jp)
文系脳は会社が大きいほど必要
エンジ会社のほとんどが技術職であったにせよ、そのエンジニア達が会社を運営しているわけではありません。総務、人事、経理、営業、監査など会社規模が大きくなればなるほど組織が複雑になります。
組織を回す力、人やお金を動かす力は、いくら技術力が高くてもダメ。どのように問題を解決していくかは予測やコミュニケーション、機転を利かせられるかが勝負。理論・理屈ではなく柔軟な対応力スキルが必要になります。
Sponsored Links (by Amazon.jp)
EPCのP
エンジ業界におけるEPC。Eはエンジニアリング(設計)、Pはプロキュアメント(調達)、Cはコンストラクション(建設)です。
エンジ企業ではこの”P”の部門においては文系出身者が多いのも特徴的。海外に輸出、その逆の輸出。貨物などは外国為替や貿易法によって様々な業務とその分の書類作成が沢山あります。法律や会計、経済の要素が必要な部門はどの会社にも大小違えど必ずあり、文系出身者が活躍できるポジションは十分用意されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
簡単ながら文系出身者がエンジ会社で働ける可能性について理解いただけたと思います。可能性というより「必要」と言っても過言ではないです。
もちろん技術職としても十分活躍できますし、組織の中核として働けるポジションも待っています。
”エンジ会社は理系のもの”、という固定概念が少し変わってもらえたら幸いです。
ではまた。