脱石油を目指すサウジ国営石油会社の国内上場ニュースを30秒以内で説明します
脱石油を目指すサウジ国営石油会社の国内上場ニュースを30秒以内で説明します
よーい、スタート!!
サウジアラビアの国営石油会社「サウジアラムコ」が今年12月にも国内上場&株式公開するそうでちょっとしたニュースになってます。
寒くなってきたので今日灯油を買いました。こんにちは、タケです。
サウジアラビアという国を説明するなら「石油の国です」としか例えようのない石油の国です。
サウジアラビアに限らず、原油産国の人々のセレブさが羨ましい限りですが、近年は原油価格の下落などにより、原油に依存していたサウジ経済が「このままではちょっとヤバい」と意識し始め、将来的に脱石油の経済改革を考えていました。
で今回、狙いは株式上場による巨額の資金調達なんですが、脱石油の経済改革を進めるムハンマド皇太子が主導。国内や海外の株式市場で過去最大規模の資金調達を目指す「史上最大のIPO」として注目を集めています。
しかし今年9月、サウジアラムコの石油施設へのドローンと巡航ミサイルで攻撃され”世界の原油供給の5%を止めてしまう”という、世界各国がサウジへの不安をかき立ててしまった事もあり、海外上場は一旦置いといて、まずは自国の証券取引所で新規株式公開(IPO)から様子見するようです。
世界の石油の約1割を生産するアラムコの昨年の純利益は1110億ドル(約12兆円)と、世界のどの企業をも超え、アップルとグーグル(アルファベット)、エクソンモービル3社の合計をも上回るらしく。
当然、史上最大級の資金調達となるだろうし、世界の投資家の注目が集まっています。海外上場ではイギリスや香港も検討していましたが、こちらも最近EU離脱問題や香港抗議デモがあったりとそれぞれ先行きの不透明感から魅力が半減し、ニューヨークはまず外せないとして、日本(東京証券取引所)での上場案も再浮上。そうなると東証がめちゃめちゃアツくなるかもよってことで日本でも注目のニュースなのです。
・・・ハイ、28秒!