【音力発電】その騒音、今夜いただきに参上します
【音力発電】その騒音、今夜いただきに参上します
音で発電?エコだねぇ。
タケです。
電気を作る発電方法はたくさんあります。
有名なのが、火力発電、原子力発電、水力発電などではないでしょうか。
世界的に脱炭素化が進み、二酸化炭素(CO2)を排出しない地球にクリーンな「再生可能エネルギー」が注目され、太陽光発電や風力発電、地熱発電、バイオマス発電などが日本でも導入され始めています。
地球温暖化に地球温暖化の原因となるCO2などの温室効果ガスの排出を防ぐために、石油や石炭などの化石燃料から脱却すること。
そこで密かに注目されているのが「音力発電」。
気になりますよね。音で発電?
今回はそんな「音力発電」ついて書いていきます。
それではいきましょう、プラント百景スタート!
え、「音力発電」ですか?
はい、音力発電。または音発電。
聞いたことありますか?
自分は初めて聞きました。
第一印象として、そりゃ火力発電や原子力発電に比べるまでもなくって、相手が太陽光発電や風力発電だとしても、それでも全然小規模どころか小学生雑誌の付録程度のものだろうと思ってました。
この第一印象が当たってるかどうかは、このあと調べた内容を書いていきますので、一緒に読み進めてもらえればわかってくると思います。
音力発電のしくみ
「音でどうやって発電するの?」の疑問について調べてみました。
発明した速水浩平さん曰く、
「電圧でスピーカーを振動させることができるのであれば、逆に音や振動から発電できるはずだ」
つまり、
【音が聞こえる】→【空気が振動している】→【振動を圧電素子で捉える】→【発電する】
というしくみです。
サラッと書きましたが途中で難しい言葉が出てきて焦った人!
・・・俺です。
アツデンソシ?
んー、まぁ一旦置いておきましょう。
水晶やチタン酸バリウムなど、外から力を加えると収縮して電圧を発生させる素子のこと。
うん、まぁ解らなくはない。
確かに発電システムってそういうことよね。
電気で回転するモーターも、逆にすれば発電するからね。
自転車のライトがそれですよ。
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音力発電って実用的なの?
音っていろんなところにありますよね、当然ですが。
なんなら、自分でもいますぐ作れます。
大きな音、つまり騒音を発電に変えるって、原材料としてはタダですよね。
クリーンか?って聞かれると微妙ですが、一応クリーンな電力です。
高速道路や鉄道、航空機などはとても大きな音を出します。それを電力に変える事ができれば、もっと静かに・・・なる・・・のか?
音がないと発電しないってことは、静かになればなるほど発電量が減る・・・ってことでいいよね。
あくまで補助的な電力になりそうですが、今まで使われてこなかった電力の素を、有効に使うことは良いことです。
今はまだ研究段階のようですが、
音力発電で期待しているのは、身近な機器を動かす小さな電力だけでなく、例えば首都高速道路に発電装置を敷き詰めれば、東京23区の家庭用電気の約半分を賄うことができる、との試算もあるそうです。
凄くないですか?
思ってた10倍、いや100倍くらいのポテンシャル持ってました。
甘く見ててごめんなさい。
道路だけではなく、ビルに取り付ければビルが発電所に、公園に設置すれば公園が発電所になる。製造コスト・維持コストも小さいので、究極のエコですよね。
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脱炭素化の切り札に(?)
なるかどうかはわかりませんが、完全なる脱炭素化の目標とする2050年まであと30年。
今から30年前といえば1991年。
誰がスマホなんて持ってると予想したでしょうか。この先何が発明されるのかすらわからないのは今も昔も変わりません。
火力発電、原子力発電が持続できなくなるようであれば、おそらく太陽光発電や風力発電が主力になるはずです。
目標としては、その20%を圧電素子を利用した「音力発電」や「振動発電」で担えるよう研究が進められているようです。
夢のような話ですが「今日の非常識は明日の常識」ってくらい時代の変化が加速しています。
電力会社だけが電気を作れるんじゃなくって、誰でも電気が作れる時代にもうなり始めているんだなと感じました。
そして「音力発電」、いいじゃないですか。ワクワクします。
あーーーーーーあーーーーーーーあーーーーーー!