意外!?プラント企業の新卒定着率
意外!?プラント企業の新卒定着率
上位200社のデータです。
タケです。
いつに間にか2月になっていました・・・。
このプラント業界、「人材不足・人手不足」と言われていますが皆さんの身の回りはいかがでしょうか。毎年、新卒採用している企業もあると思いますが、どうですか、辞めてませんか?
厚生労働省が昨年10月に発表した「新規学卒就職者の離職状況」の最新データから見えてきたことがあります。
それでは行きましょう、プラント百景スタートです。
新卒3年後の離職率
事業規模で見ると、大規模になるほど離職率が低下しているようです。
具体的に言うと、
・1000人以上:24.2%
・30~99人:39.0%
・5~29人:49.3%
・5人未満:57.0%
といった具合。
あ、このデータは全業種(大卒就職者)が対象です。
ただ、業種別で見ると実はプラント業界、そう悪くは無いんです。
・電気・ガス・熱供給・水道業:10.8%
・製造業:19.5%
・建設業:28.9%
に対してワーストは、
・宿泊業・飲食サービス業:49.7%
・教育・学習支援業:46.2%
・生活関連サービス業・娯楽業:45.0%
まぁ、意外と辞めてない方じゃないかと思います。
その辺は安心していいかもしれません。
では順位リストです、どうぞー。
新卒定着率が高い会社TOP200(年収800万円以上、1位~200位)
※カッコ内は”定着率”。
※2015年卒生が対象です。
1位:三菱地所(100%)
↓ :住友不動産
↓ :東京建物
↓ :アジレントテクノロジー
↓ :アストモスエネルギー
↓ :日本郵船商船三井
↓ :国際石油開発帝石
↓ :タカラトミー
↓ :タクマ
↓ :ルネサスエレクトロニクス
↓ :アドバンテスト
↓ :横河電機
↓ :首都高速道路
↓ :福田組
↓ :古河電気工業
↓ :東京ドーム
↓ :NTT都市開発
↓ :芙蓉総合リース
↓ :中小企業基盤整備機構
↓ :川崎汽船
↓ :日立ハイテクノロジージズ
↓ :京阪ホールディングス
↓ :国際協力銀行
↓ :小林製薬
↓ :ダイヘン
↓ :トヨタ車体
↓ :日清オイリオグループ
↓ :東京応化工業
↓ :不二製油
↓ :松竹
↓ :森永製菓
33位:日本航空(99.2%)
34位:千代田化工建設(98.5%)
35位:アサヒビール(98.4%)
36位:SCREENホールディングス(98.1%)
37位:住友化学(98.0%)
↓ :昭和電工
↓ :任天堂
↓ :川崎重工業
41位:AGC(97.9%)
42位:伊藤忠丸紅鉄鋼(97.8%)
↓ :大林組
↓ :小野薬品工業
45位:サッポロビール(97.7%)
46位:キリン(97.6%)
↓ :新日本空調
48位:新日鉄住金エンジニアリング(97.5%)
49位:三菱ガス化学(97.4%)
↓ :ブラザー工業
51位:オリックス(97.3%)
↓ :日本ハム
↓ :信越化学工業
54位:ファナック(97.1%)
55位:塩野義製薬(96.9%)
↓ :日揮
↓ :安川電機
↓ :島津製作所
59位:帝人フロンティア(96.8%)
60位:鹿島(96.7%)
↓ :TOTO
↓ :東ソー
63位:花王(96.6%)
64位:三菱重工業(96.5%)
65位:デンソー(96.4%)
↓ :NTT東日本
67位:ツムラ(96.3%)
68位:双日(96.0%)
69位:日産化学(95.9%)
70位:カナデン(95.8%)
71位:大成建設(95.7%)
72位:稲畑産業(95.7%)
↓ :エア・ウォーター
↓ :宇部産業
75位:ソニー(95.6%)
76位:オリンパス(95.6%)
77位:三井化学(95.5%)
↓ :大同特殊鋼
79位:伊藤忠商事(95.3%)
↓ :カゴメ
↓ :宇宙航空研究開発機構JAXA
↓ :コーセー
83位:兼松(95.2%)
↓ :日本ゼオン
↓ :FUJI
86位:清水建設(95.1%)
↓ :明電舎
88位:JFEエンジニアリング(95.0%)
↓ :昭和シェル石油
↓ :太陽日産
↓ :乃村工藝社
↓ :興銀リース
↓ :石油資源開発
94位:サントリー食品インターナショナル(94.9%)
95位:住友商事(94.8%)
↓ :協和発酵キリン
97位:三井物産(94.7%)
↓ :シマノ
↓ :神鋼環境ソリューション
↓ :大和リース
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100位以下です。
101位:旭化成グループ(94.6%)
↓ :JA三井リース
↓ :持田製薬
104位:味の素(94.5%)
105位:サントリーホールディングス(94.4%)
↓ :三井住友カード
↓ :カルソニックカンセイ
108位:豊田通商(94.3%)
109位:KDDI(94.1%)
110位:東洋エンジニアリング(93.9%)
↓ :住友ベークライト
↓ :オムロン
113位:朝日放送テレビ(93.8%)
↓ :ヤマハ
↓ :ユニチャーム
116位:第一三共(93.5%)
117位:野村総合研究所(93.3%)
118位:JX金属(93.2%)
↓ :出光興産
120位:愛知製鋼(93.1%)
↓ :エーザイ
121位:田辺三菱製薬(93.1%)
↓ :トレンドマイクロ
123位:デンカ(92.9%)
↓ :NTTドコモ
↓ :ロート製薬
↓ :ミツカングループ
↓ :日立物流
129位:JFE商事(92.7%)
130位:日本ガイシ(92.6%)
↓ :マキタ
↓ :キッコーマン
133位:伊藤忠丸紅住商テクノスチール(92.3%)
↓ :新日鉄住金ソリューションズ
135位:奥村組(92.2%)
136位:王子ホールディングス(92.1%)
137位:伊藤忠エネクス(92.0%)
↓ :富士ゼロックス
139位:トラスコ中山(91.9%)
140位:三井不動産(91.7%)
↓ :岩谷産業
↓ :西日本新聞社
143位:住友電気工業(91.7%)
144位:旭化成ホームズ(91.5%)
↓ :大日本住友製薬
146位:都築電気(91.4%)
147位:東洋熱工業(91.3%)
148位:新日鐵住金(91.2%)
↓ :三井住友建設
150位:荏原製作所(91.1%)
↓ :ハウス食品
↓ :リコー
153位:トーア再保険(90.9%)
↓ :東映
↓ :日本曹達
↓ :リコーリース
157位:ブリヂストン(90.6%)
158位:キャノンマーケティングジャパン(90.5%)
↓ :ピーエス三菱
160位:戸田建設(90.4%)
↓ :長谷工グループ
↓ :日本光電
↓ :三機工業
164位:積水化学工業(90.3%)
↓ :JT
166位:建設技術研究所(90.0%)
↓ :TDK
↓ :ジャックス
169位:東レ(89.7%)
↓ :中日本高速道路
171位:東亞合成(89.5%)
172位:栗田工業(89.2%)
173位:前田建設工業(89.1%)
174位:新菱冷熱工業(89.0%)
↓ :三越伊勢丹
176位:江崎グリコ(88.9%)
177位:みずほ情報総研(88.8%)
178位:ダイダン(88.7%)
179位:富士電機(88.2%)
180位:信金中央金庫(88.1%)
181位:三菱総合研究所(88.0%)
↓ :フジタ
↓ :西松建設
↓ :大成ロテック
185位:伊藤忠テクノソリューションズ(87.9%)
186位:高砂熱学工業
↓ :NTTファイナンス
188位:味の素AGF(87.5%)
↓ :アサヒ飲料
↓ :オリエンタルモーター
↓ :吉野石膏
192位:東光電気工事(87.3%)
↓ :国分グループ
194位:阪和興業(87.2%)
↓ :カシオ計算機
196位:神鋼商事(87.1%)
197位:住友金属鉱山(86.7%)
↓ :帝人
199位:五洋建設(86.4%)
↓ :シスメックス
↓ :足利銀行
※出所『就職四季報』2020年版(東洋経済新聞社)
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
このリストの縛りは平均年収800万円以上の企業であるということ。
ぶっちゃけ、待遇の良い会社は辞めない、という裏付けかもしれません。
ただ離職率が低い=いい会社でもないです。
ブラックで辞めたくても辞めれない人もいるかも知れませんしね。
ただ、給与がいいから辞めたくない、という意見は少なからずあると思います。
年収だけが離職率に直結しているわけではないので、その辺は実際に入ってみてわかることかもしれませんが、学生にとっては有効な資料と言えるのでは。原因が年収ではないにせよ、実際に辞めてないんですから。
1位の定着率100%の会社が32社。スバラシイです。
2位以下もすごいのですが、ちょっとカラクリがあって、採用人数からの比率なんで、入社者の差で大きく変わってきます。入社者が少なければ変動も激しいし、その逆も然り。
ちょっとわかったことは、一見リスト上に建設・プラント業界企業が多いのは、単純に他業界よりも年収が高いってことで、まずはそこで上位に食い込めた事。ひょっとしたら同じ建設・プラント業界企業でも年収が低ければ離職率も増加しているのかもしれません。
ということはゲスい話、採用のヒントは『給料の底上げ』かもしれません。
それではまた、タケでした。
そりゃ年収800万円あったらやめにくいよねー。