1kWhあたりの発電コストは?(ちなみにスマホ1台フル充電した電気代は◎◎円デェス!)
1kWhあたりの発電コストは?(ちなみにスマホ1台フル充電した電気代は◎◎円デェス!)
計算しました。
こんにちは、タケです。
今年は台風や地震など自然災害の当たり年となりましたが、突然停電になった家庭も多かったのでは。
電気の大事さ・大切さは実際に長時間停電を体験した方でないとわからないもの。
空調、照明、冷蔵庫、お風呂、テレビ・・・。情報収集や家族との連絡など、一番身近で困るのはスマートフォンかもしれません。
普段こまめにスマートフォンを充電していれば、もし急に停電になっても使える機能もあるわけですが、
『何回も充電もったいない!』
なんて思ってる人もいるかも知れません。
今回はそんなスマホの充電に掛かる値段を調べてみようと思います。
せっかくなのでプラント業界のブログらしく、どんな発電方法が安いのかも一緒に調べてみましょう。
それではプラント百景スタート!
1kWhあたりの発電コストは?
国の試算によると、
1kWhあたり、
- 原子力…約10円
- 石炭火力…約12円
- LNG火力…約14円
- 風力(陸上)…約22円
- 地熱…約17円
- 一般水力…約11円
- 石油火力…約37円
- 太陽光(メガ)…約24円
- 太陽光(住宅)…約29円
むむむ、原子力・・・かなり安い。
電気料金については各家庭によって違いますが、例として東京電力の第2段階料金(120kWh〜300kWh)で考えてみましょう。
電気料金は1kWhあたり26円00銭(税込)です。
・・・ん?
火力発電(石油)だと約37円で作って、電気料金が26円・・・大赤字じゃないですか!?(違うのかな?)
電力会社が「原子力安いですよー、毎月の電気料金安く済みますよー、作らせて下さーい!認めて下さーい、値上げしないですよー!」と言っているのはこういうこと。売る値段が一緒なら、安く作れる原子力発電を使いたい気持ちは(ちょっとだけ)わかります。
では、スマホ1台フル充電した電気代は?
私が持っているのは『iPhoneX』。
電気代を計算するには、まずフル充電に必要な電力量を調べます。
iPhoneXのバッテリー容量は定格3.8V、2,716mAhです。
「3.8Vで2,716mAの電流を1時間流したときと同量の電気エネルギーを蓄積することができる」という意味。
電気代の計算に使うのはWh(ワット時)ですが、まず、最初の3.8Vと2,716mAhをかけて、1,000で割ると10.32Wh。
さっき(上)で調べましたが、電気料金は1kWhあたり26.00円でした。
そこで以下の計算をします。
10.32Wh÷1,000×26.00円=0.26832円
はい、つまり iPhoneXを1回フル充電するのにかかる電気代は約0.27円というわけです。思った以上に安くないですか?(そうでもないですか?)
ただ、ケーブルの長さや充電器によって少し電力ロスがありますから、実際は0.3円くらいでしょうか?
毎日フル充電するとして、1ヶ月で9.0円、1年で109.5円です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ここまで読んでくれた方、感謝。全てに感謝。
というわけで、
原子力発電は、
安い
スマホ1回のフル充電は、
0.3円
でした。(iPhoneXの場合)
それではまた、タケでした。
さ、充電しよ。