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日本の石油の消費量は、1日あたり◎◎◎リットルだった!という話。

タケ
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日本の石油の消費量は、1日あたり◎◎◎リットルだった!という話。

タケ
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計算しました。

タケです。

タケGIF

まぁ元気です。

まずはこんなニュースから。

川崎市に水素プラント 千代田化工などが整備
千代田化工建設など4社でつくる「次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合(AHEAD)」は、発電に用いる水素プラントを川崎市に建設する。水素を化学反応させた液体から水素だけを取り出して発電に利用する。2020年に実証事業を始め、二酸化炭素(CO2)の排出削減につながる水素の安定輸送のノウハウを蓄積する。(以下省略)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36384780R11C18A0L82000/

千代田化工建設はこれまで石油・LNGプラントエンジニアリングに(もちろんそれ以外も)圧倒的な強みを持っていましたが、数年前から水素エネルギー分野にも取り組んでいます。
中期経営計画「未来エンジニアリングへの挑戦」を策定し、「エネルギー」「地球環境」「デジタル」の3分野に集中し、新しい世界トップランナーのエンジニアリング総合サービス事業会社を目指しています。

そう、日本の、いや世界のプラントエンジニアリングを牽引してきた千代田化工建設でさえも従来の石油分野から、新しいエネルギーにシフトしつつあります。

ご承知のとおり、石油資源には限りがあり、ものすごいスピードで消費され、近い将来に枯渇してしまうと言われています。

今回はそんなお話です。

それではいきましょう、プラント百景スタート!

日本は何位?

こんなデータがあります。

1日あたりの石油の消費量の多い国
順位 国名 消費量(バレル/日量)

  1. アメリカ 1988万
  2. 中国 1279.9万
  3. インド 469.0万
  4. 日本 398.8万
  5. サウジアラビア 391.8万
  6. ロシア 322.4万
  7. ブラジル 301.7万
  8. 韓国 279.6万
  9. ドイツ 244.7万
  10. カナダ 242.8万

引用元:https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/oil_ex.html

日本は世界第4位で398.8万(約400万)バレル。
国土面積から考えると日本ってすごくないですか?

バレルの単位が分かりづらいと思いますが、大体1バレル=約160リットルです。
その昔(@アメリカ)、原油を樽に詰めて運搬していて、その原油の単位を樽数で数えていました。
ドンキーコング(@任天堂)が投げている樽が1バレル160リットルというわけです。

ドンキーコング
樽

つまり、
4,000,000バレル×160リットル=640,000,000リットル

日本は1日あたり640,000,000リットルの石油を消費していたことになります。

これはこれで桁が多すぎて分かりづらいですよね。
では日本ではおなじみ、東京ドーム換算です。

東京ドームの容積は124万m3です。

東京ドーム
https://www.tokyo-dome.co.jp/dome/

検索してみましょう。↓↓↓

東京ドーム

この容積をリットルに直すと124,000,000リットルとなります。
で、さっきの1日の消費量を当てはめて、、、

消費量640,000,000リットル÷東京ドーム124,000,000リットル=5.16129…

つまり、東京ドーム5杯分を1日で使っていたということですね。

5杯!

すごくないですか?日本でだけですよ。

1週間で35杯!
1ヶ月で150杯!!
1年で1,800杯!!!
すごくないですか?

逆に24時間で考えると、1杯あたり約5時間!
すごくないですか?

なんか「もうすぐ石油はなくなる」って言われてるけど、毎日毎日こんなに使ってたら、「まだまだ余裕あるじゃん!」って思いません?

地球上の石油の残量は?

以前、オイルショックのときには「あと30年でなくなる」って言われてました。
そういや、オイルショックを知らない世代も増えてきましたね、1973年頃の原油価格が大高騰した出来事です。

実は過去にはこの様な研究結果(噂?)がありました。

・1973年→あと30年(2003年)でなくなるよ!
・1987年→あと42.4年(2029年)で絶対なくなるよ!
・2011年→54.2年(2065年)でリアルガチでなくなるよ!ヤバイヨヤバイヨ!

・・・結構延びてますね。

いつの時代も「石油はもうすぐ枯渇するぞ」といわれ続けながらも、こうやって年月が延び続けているのも事実。

実はそれにはこんな理由があります。

【石油無限説】

石油は古代生物の大量の死骸が、長い年月をかけて石油となると言われています。
しかしそうではなくて、地球の地底に存在するマグマが化学反応をおこして精製されてんじゃないの?というもの。
これが本当ならスゴいことなのですが、まぁ無いかな・・・っていう説ですね。

【新しい油田の発見】

1987年以降、世界では次々に新しい油田が発見されています。
特に深海探査技術が飛躍的に向上し、これまで以上に新しい油田が発見されたことによる「もうちょっと先があるぞ、っていう理由。

【節約】

「石油がなくなる!」という危機感から、世界的に節約し始めました。
低燃費自動車の開発とか、クールビスとか、エコバック持とうぜ!とか。

【代替エネルギー】

例えば植物を原料とするバイオマスのほか、太陽光や太陽熱、風力、波力、潮力、地熱などが挙げられる「新エネルギー」
さらに新しいエネルギーの開発、例えばシェールガスなど。

ただ、シェールガスも石油っちゃ石油です。
従来の石油は、岩中に溜まった石油が地中に滲み出たものを汲み取っているものに対し、シェールガスはその岩中にある石油を採ろうっていうものです。
まったく違うエネルギー資源と思っている人も多いと思いますが、そもそも同じものっていう事実はあまり知られていないかも。
この発見が、「石油がもっとあるぞ!延命できるぞ!」っていう大きな理由です。

これからもまだまだ発見されるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ここまで読んでくれた方、感謝。全てに感謝。

とにかく、思った以上に使いまくっている石油。
すごいスピードで消費されてます。
こんなデータ見せられたら、オレ一人節約したって。。。ってくらいのレベルです。

冗談です、頑張って節約しましょう!

タケ
タケ

石油はあるようでない、ないようである。

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この記事を書いた人
タケ
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プラントエンジニア歴20年の男
電気EPC技師として国内・海外を20年間飛びまわる。働く環境づくりや人材採用テクニックに興味を持ち、人材派遣会社のマネージャー職に転身。その後、エンジニア採用や企業広報を支援すべく起業。業界内の新しい価値を生み出すためのプロジェクトとして本ウェブマガジン『プラント百景』や転職サイト『プラント特区』を手掛ける。
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