水より安いガソリンのしくみをラッコでもわかるようにまとめてみた

5 ヶ月前  | 849 Views | 調査

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水より安いガソリンのしくみをラッコでもわかるようにまとめてみた



タケです。

ウチの近くのガソリンスタンドではレギュラー1リットル120円。

コンビニで売ってる水は500mlで100円位なので1リットルだと200円。

むむむ。

水よりガソリンのほうが安いって、なにか腑に落ちない。

なぜだ。

水ってほら、自然から汲んできた水でしょ。

なのに、残り少ないと言われている原油を遠くはるばるタンカー船で運んできて手間ひまかけて精製したガソリンのほうが絶対水より安いわけないのだぁぁぁ。

・・・そんなこと気にしたことないですか。

確かに不思議です。

うまく説明できません。

知ってる人には「でしょうね」って話ですが、今回は10分かけてネットで調べてみたっていう話です。

それではいきましょう、プラント百景スタート!

【目次】
そう言えば水って昔は売ってなかったな
そう言えば売られ方が違うな
そういえば税金のこと忘れてたな
まとめ

そう言えば水って昔は売ってなかったな

昔っていつよ、って話なんですが、古く言えば1970年代初頭なんですが、この頃はどちらかと言うとお店などの業務用。
一般人が飲料水(ミネラルウォーター)として買い始めたのはバブル時代以降。バブル時代って聞いたことあるけど、つまり景気がめちゃめちゃ良かった頃のことでしょ。

もともと日本の水は美味しくって蛇口をひねればどの家庭でも出てきました。
それまで「飲み水を買おう」なんてだれも考えもしなかったのですが、贅沢に海外旅行に行く人が増え、その現地では飲み水は「買って飲む」という文化に触れました。

海外でも【美味しい水+安全な水】は手に入る国もあればそうでない国もあります。ただどちらも言えるのは、水を買って飲む人は裕福な人。

「水を買って飲んでる現地の人をカッコいい」なんて思っちゃたりなんかして。確かにクリスタルガイザーとかエビアンとかビッテルとかちょっとおしゃれです。あぁ、おしゃれ。

実際、美味しいかどうかの違いまで意識していたかというと微妙そうですが、自分達の水は安全なのか?と慎重になり始めました。

高度成長期以降は地域によってはカルキ臭が強く、満足できなくなってきたのはたしかで、徐々に「美味しくて安全なものにはお金を払う」という文化が広がってきました。

天然水といえど、安全基準をクリアしたおいしい水を確保するための品質管理にはかなりの設備投資はしています。
さらに加えれば、「水=贅沢品」として飲料メーカーが煽り立てたとも言われていて、ただの水が普通のジュース並みに釣り上げられたのもそんな企業戦略のひとつだったのです。

なので、水はそもそも割高、高級品なのです。

そう言えば売られ方が違うな

ガソリンはガソリンスタンドで買います。当たり前なこと言いました。
ホースから直接クルマに注ぎ込みます。

一方、水。
ペットボトル容器に入れられて売られています。

ということで、水は容器が必要で余分にコストがかかっています。

さらにその量も違いますよね。

ガソリンは一度に10L〜50Lくらい買います。量り売りですね。

一方、コンビニで売られている水は500ml〜2Lくらいが標準的でしょうか。
容器売りで、物理的なコストに加えひとつひとつの管理的なコストも増えているのです。水そのものより手間としてお金がかかっているわけで、もしガソリンが500mlのペットボトルのような容器で売られていたらもっと高くなっているはずです。

そういえば税金のこと忘れてたな

えっとですね。
忘れてはいけないのが税の話。

まず、ガソリンには、消費税とは別に固定の税金がかかっています。

以前、過去記事でも説明したのですが、

参考:オレ達は「走行税」のある星に生まれたんだよ

ガソリン 1Lにかかる固定の税金は、
・ガソリン税(本則税率) 28.7円
・ガソリン税(暫定税率) 25.1円
・石油税 2.8円
があります。これは変動しません。

さらにこれに消費税が10%

ちなみに、2020年5月29日時点のガソリン(レギュラー)の全国平均価格 117.9円を参考に、その内訳を図解してみましょう。

(・・・消費税って固定税にも掛けてるのね)

とまぁ、ガソリンの実物自体はリッター50円と驚くべき安いんですね。

ますます水の割高感が否めませんが、実際のところは需要と供給から成り立っていて、水は少々値上げしてもそれなりに買う人がいます。せいぜい10〜20円程度だとしても。

それに対しガソリンは、価格を10〜20円高くすると量が量だけに、その差額は大きく、一般家庭も企業も一斉に節約する。→買う人(量)が減る。→売れなくなる。→価格を安くする、といった情勢を含んだ価格設定になっていることにも注目です。

まとめ

そういった感じで、水とガソリンの値段の話でした。

結局のところ、利潤の関係でそう決まってしまっているということなのですが、要するに「水が高い」で、「ガソリンはそれ相当」といった感じです。

水そのものは限りなく0円ですが、個装容器や品質管理などの掛かっているコストに合わせ、「〇〇の水」といった、ただの水に付加価値を上乗せしたブランドイメージの販売戦略的な値段などが価格の大半を締めています。
また、水はその内容量や本数がガソリンに比べ少量のため、利益を出すためにこのような値段に設定されている、ということです。

ガソリンは大量生産かつ裸状態で販売できるためコストが抑えられるとは言え、個人的にはちょっと安い気もしますね。
ただ、いざ自分が車に給油しようとした時、5円でも10円でも安いガソリンスタンド探したりしますし、きっとそういうことなんでしょう。

そもそも水と比べるなって話かも。

こちらからは以上です。

ではでは。



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タケ

この記事を書いた人

タケ

プラントエンジ御三家系の電気EPC技師として国内・海外を20年間飛びまわる。役職が上がるにつれ働く環境づくりやリクルーティングテクニックに興味を持ち、人材派遣会社のマネージャー職に転身。プラント業界が抱える高齢化の解決、主にエンジニア採用や企業広報を支援すべく起業。業界内の新しい価値を生み出すためのプロジェクトとして本ブログ『プラント百景』や人材マッチングサイト『プラント特区』を手掛ける。