プラント設計職が語る、覚悟しておいた方が良いこと5選

プラント設計職が語る、覚悟しておいた方が良いこと5選

実際の私の経験談です!
皆さんお疲れ様です、イグアナです。
仕事をしていると避けては通れないこともありますよね。
飲み会、お客さんの相手、上司からの無茶ぶりなどなど数えたらキリがありません。
もちろん、プラント業界にもあります。
設計職側から見た内勤と現地で覚悟しておいた方が良いことベスト5をお話します。
1)関係のない仕事まで振られるぞ

担当者がまだ若くて経験が少ない場合、他部署との所掌がハッキリしていない部品の手配や出図が回ってくる時があります。
私は派遣社員なのですが、そういう時も一応従うしかないので、シブシブ仕事をしますが納得できないときもあったりします。
多少はアドバイスで、上長に相談して他部署がやってもらえるように依頼した方が良いと伝えますが、それでもダメなら仕方ないです。
しっかりしろよ!!と言いたくなりますが、そこはガマンガマン。
ポジティブに”仕事があるのは有り難い”と言い聞かせながら(笑)
所属する部署の力関係は重要ですね。
2)近々の納期で仕事を振ってくるぞ

仕事をもらえるのは良いのですが、依頼がほとんど明日だったり、2〜3日後のように急に納期が厳しいときがあります。
最悪、今日中というものがあるので「なんでそんなことになったの?」という感じです。そんな厳しい納期を分かりましたと笑顔で答えている自分に少しは断れよと思ってしまいます(笑)
急いで終わらせたのにも関わらず実は、そこまで急いでなかったという事実を知ってしまうときがあります。
それは、納期を過ぎても依頼者の机に置かれていることがあったり。気になって確認すると「ごめん、まだ出してない」という返事に「急ぎじゃなかったの〜?!」なんてことも。
納期を前倒しに伝えてくる人もいるので注意深く納期の確認はしています。
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3)身の危険がともなうぞ

ちょっとシリアスな話になりますが、現地に出張に行くときや内勤をしているときにその現地の災害や事故情報が定期的に入ってきます。
その情報をよく確認してみると、災害者の注意不足、連絡ミス、予定にない行動であったり、加害者の不注意、確認ミスなどがあります。
現地では急にバタバタすることが多く、そういう時にミスが起こりがちです。安全については毎日のように口酸っぱく注意されているのにも関わらず災害・事故が起きています。
一度起きてしまうとその対策のために工事が数か月止まることもあって、被害者の無念は計り知れません。良いことは一つもないのです。
プラント業界では、より安全を意識する必要があります。
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4)図面作成は協力会社に丸投げだぞ

私達の場合、基本的に図面作成は協力会社の仕事で、必要な情報だけを連絡して、ほとんど関与することはありません。もちろん迷ったときは相談に乗ってくれますが作図作業全般はノータッチです。
以前は自分たちで図面を作っていた時代もあったようでもう30年前のことだそう。今いる60歳以上の再雇用の方は自身で作図の経験をされています。
依頼する側は図面を出来た図面をチェックするだけで酷い場合は、ほとんど内容を確認せずに上程する人もいます。他の業務が忙しく図面をチェックする時間が取れない、図面作成をした経験がないため何をチェックしたら良いのか分からないという理由が大半です。
私は図面作成を依頼される側なので、どういう考えで設計をしているのかを勉強することができますが依頼側の社員、特に若手は設計の背景に関して詳しくないというのが露呈しています。
設計背景を協力会社や派遣に頼らざるを得ない状況で大丈夫なのか?と疑問に思うこともありますが、社員のフォローに回ることが協力会社や派遣の責務だと思っています。
5)トラブルが起こると休日出勤になるぞ

仕方ないことかもしれませんが、現地でトラブルが起こってしまうと休日返上で原因を探し対策案を講じまで頑張らないといけません。派遣や関係部署を巻き込んだ打合せ、会議、図面作成、材料手配、客先資料作成と多岐にわたる作業が発生します。
客先が電力会社の場合、一日発電できないと1億円もの損失になるらしく迅速に対応する必要があります。 当然お客さんもピリピリ、現地もピリピリモードになるのでストレスにもさらされます。
どの業界でもトラブルが起こると職場や客先がピリピリするとは思いますが、乗り切ったときの達成感は何物にも代え難い喜びになります。
トラブルは未然に防ぐのが理想ですが起こってしまったときの対応力も求められる業界なのでコミュニケーションスキルと客観的に事象を見れる能力は求められます。
まとめ
シビアな面ばかりになってしまいましたが仕事をする以上どうしても避けられないことがあることは知っておいて損はないと思います。
もしもプラント業界に興味がある方は、このことを踏まえて検討された方が入社後のギャップが少なくて済みます。手を抜けるところは抜いて気合を入れないといけないところは特別気合いを入れて仕事に取り組むことをオススメします。

最後まで読んでくれてありがとうございました!