理系女子、仕事での失敗談を語る
理系女子、仕事での失敗談を語る
しっぱい、しっぱい。
こんにちは。
リケジョ主婦、なともんです。
みなさん、多かれ少なかれ仕事での失敗経験をお持ちではないでしょうか。
今回は私がプラント業界で働いていた時に起こしてしまった、仕事中の失敗について語らせて頂きます。
混ぜるな危険
ガスプラント会社で働いていた私ですが、研究開発するうえで液体試薬も使用しておりました。
薬品を使用する際は、SDS(安全データシート)を事前によく読み、その薬品にはどんな危険があるのかを理解しておく必要があります。私ももちろん業務前によく理解して取り組んでいました。
薬品を捨てる際には、溶液ごとに廃液用ポリタンクを用意してその中に捨てて、プラントの廃液処理施設か産廃業者に処分をしてもらうルールでした。
ある日私は、使用していた薬品を廃液入れに捨てて、その薬品が入っていたガラス容器を流し台で洗っていました。中の薬液を捨てただけではガラス容器に薬液が少し付着している状態ですが、大量の水で希釈すればOKとのルールだったので、その通りにしていました。
しかし、私が流し台を使用する前に、私と同じことを別の人が別の薬品でしていたのです。その人の薬品と私の薬品はまさに混ぜるな危険に当てはまる薬品同士。それを知らないうちに混ぜてしまったことにより、ガスが発生して異臭騒ぎになりました。
幸い、上司がすぐさま排水を塞いで、中和処理をしてくれたお蔭で大騒ぎにはなりませんでした。
気づかないうちに起きてしまった事故とはいえ、多数の人が使う流し台では今後も同じようなことが起こる可能性があるとして、ルールは見直されました。
私の場合は、すぐに気付いた上司たちが喚起、中和処理と対応してくれたので大事にはなりませんでしたが、一人だったらすぐに判断できなかったかもしれません。
仕事だけではなく、家庭で使用する洗剤や漂白剤にも“混ぜるな危険”と書いてあるものがあると思います。皆さんも十分気を付けて下さい!
慣れた作業も油断するな
実際に怪我をしてしまった経験を紹介します。
一言で言うと…ミシンで自分の指を縫ってしまいました!
ミシンです。あの布を縫うミシンです。
半年に一回ほどミシンでの作業があったのですが、ミシンとか家庭でも使いますよね? 中学生でも使いますよね?
しかも、別に特殊なものを縫っていたとかではなく、ごく普通のきれいな布を縫う作業でした。慣れた作業だったので、他の方と話ながら作業していて手元が注意力散漫になっており、ブスッといってしまいました。
針は直ぐに抜けましたが、指が大量出血しており私も周りの人もびっくり!
刺さった直後は「大丈夫です!大丈夫です!」って周りに大丈夫アピールをしていたのですが、刺さったショックと大量の血を見た衝撃で貧血を起こして倒れてしまいました。
貧血で倒れたことにより、現場はさらに大騒ぎに…。
意識はあったので、10分ほど横になっていたら貧血もすぐに直りましたが、上司と一緒に傷の確認をしに保健室へ。
針は貫通していましたが、綺麗に抜けていたので、化膿止めの塗り薬のみでOKの軽い怪我でした。
完全に私の注意不足です。私が悪いです。
でも、会社で怪我をしてしまったら、簡単に片づけることはできません。上司にも他の作業者にも迷惑を掛けてしまいました。
高所での作業、危険な場所での作業、危険な薬品を使った作業など、いかにも危険が潜んでいる作業は事前にKYを徹底していました。危険な作業だったら、手元にも注意して、作業に集中していたと思います。
危険が少ないと思われる作業、何度もやっていて慣れた作業でも適度な緊張感を持って仕事に取り組むべきだと勉強になりました。
ちなみに軽い怪我で済んだのは、上司が年始に安全祈願に行ったおかげだと言われました。感謝です。
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ちょっとした失敗談
上記2つ以外にもやらかしてしまったお話があるのですが、思ったより長く語ってしまったので、ここで軽めの失敗談を紹介します。
■ゴミ袋のサイズを間違えて大量発注。(他の部署に引き取ってもらいました;;)
■メールの誤送信。(苗字が同じだった別の方に送信。社内だったのでセーフ。)
■ガラス器具破損。(結構な数を落として割ってしまいました。怒られました。)
■薬液被液。(ほぼ中性のよりの弱酸だったので薬傷にならなかったが、素肌に大量に被液。)
メール誤送信は、経験ある方もいるのでは?
社外に誤送信してしまった方もいるそうです。上司と菓子折り持って謝罪に行って大変だったそうです。社内のメールシステムを見直して欲しいですね。
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同じ過ちを繰り返さないように
起きてしまった失敗は仕方ないと割り切ってしまうのもいいかなと思います。もちろん自らルールを破ったうえでのミスは許されるものではないと思いますが、経験不足だったり、思い込みだったり、失敗を起こしてします可能性はあります。
適切なリカバリーが出来れば、その失敗を経験として生かすことが出来ますよね!
失敗後は部署内で議論して、同じ過ちを二度としないように努めたので、今となってはあんなこともあったなという失敗談として語ることが出来たと思います。
失敗は成功のもと。