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プラント業界の中小人材紹介会社、5年後は見えているか?

タケ
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プラント業界の中小人材紹介会社、5年後は見えているか?

タケ
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人材会社もここ数年で増えたよね。

こんにちは、タケです。

先週こんな記事を見ました。

『コプロ・エンジニアード、建設工事エンジニア派遣拡大』

【名古屋】コプロ・エンジニアード(名古屋市中村区、清川甲介社長、052-589-2939)は、建設工事やプラント工事のエンジニア派遣事業を強化する。
(中省略)
さらに、人工知能(AI)を用いた人材紹介で建設やプラント工事以外の分野にも進出し、25年度に売上高500億円を目指す。

https://goo.gl/ZdZZpc

ほぅ、AIね。

AI、個人的にめちゃめちゃ興味あります。

一体、人材紹介ビジネスにおいてAIがどのような役割を果たすのか?
さらには今後置き換えられるビジネス展開は?

そのあたり、推測を交えながら考えて見ようと思います。

それではいきましょう、プラント百景スタート!

AIの現状

AI=人工知能。
う−ん、わかるようでよくわからない。
実際、その完成度や普及度的にまだまだ適・不適がある感じです。
iPhoneに搭載されているSiriのような音声認識はまだまだ不完全なところもあって頼りきれないですよね。

自動運転車もその一つ。

ところが囲碁や将棋対戦はかれこれ何年も開発に熟成を積んでもはや人間が勝てないレベル。
そういえば最近、スマホのカメラで魚や動物を写せば、その魚や動物の詳しい名前や情報が瞬時に表示される図鑑アプリをインストールしました。

探す・調べるという行為の大体のものはAIに置き換わってくると思います。

結局のところ、AIを作り上げるためには、どのようなデータを学習させるのか、どのような方法で、どのようなアルゴリズムで・・・、つまりは人間が設計しなければいけません。
結局開発する優秀な人間次第と言うところでしょうか。

人材会社の現状

人材業界は失業率などで、よく取り上げられる業界であります。
しかし、その市場規模や今後の見通しまでは詳しく報道されていません。

プラント業界(建設業界)に限って言うと、残念ながら厳しい状況だと思います。

インターネットが普及してきたとはいえ、うまく活用しているというレベルにはまだまだ。あとで少し書きますが、この業界、デジタル面が結構遅れてます。

唯一の一般露出が求人サイトくらいで、完全にアンダーグラウンドな業界です。

広い範囲で言うと、日本は人口減少に転じ、それに伴い労働人口が減ってきています。
人材業界では全国的に人材の奪い合いが起こっています。

狭い範囲で言うと、ここ最近少しプラント業界が上向いてきたのはいいニュースです。

人材会社の5年後

今後もプラント業界は正社員雇用にあまり積極的ではなく、外部、つまり派遣労働者を採用する傾向にあるという面では、まだまだ人材会社は必要とされるでしょう。

但し、正社員と同じ仕事をもかかわらず、賃金格差があって、不公平感をもつ派遣労働者も多いと聞きます。
せっかく確保した人材も別の人材会社に簡単に乗り換えてしまうようで、労働条件の見直し・改善は必須です。

さらに中小人材紹介会社は、少し頑張らないといけない時代に変わります。
今後、こういう流れになるんじゃないかと思ってます。

大正義インターネット

まだまだ人材紹介業界はアナログな面が強い一方、デジタル面は特に中小企業は弱いような気がします。
実際、未だに自社WEBサイトが無い、若しくはずっと更新されていない事が多く、無論SEO対策など練られていません。
これでは人材確保どころか、自分の会社の存在すら知ってもらえません。
もっと言うと、一昔前に作ったデザインのままでは、逆にマイナスプレゼンです。これなら無いほうがいいです。

言い方を変えれば、もっとインターネットを上手に活用すれば、少なからず今よりかは人材確保はうまくいくと思います。
もし、その作業(HPリニューアルやデザイン相談、運用等)でお悩みならば相談承ります。

紹介・派遣からRPOへ

人材紹介会社は今後、RPOの領域に進出する可能性があると思ってます。
RPOとは、Recruitment Process Outsourcingの略で、企業の正規社員の採用プロセスの全体または一部のアウトソーシングを行うビジネスです。
簡単にいうと、その会社の人事部(採用プロセス)をそのままそっくり任されるイメージで、募集案件管理、候補者の面接、採用手続き、求人サイト掲載、育成、キャリアマネジメントなどトータルに一任される、これまでの人材紹介業よりもう一歩踏み込んだその企業の人事機能としてのパートナーの役割になります。
米国では主流となりつつある一方、すでに日本でもIT企業を中心に活用されつつあります。

単なる”人材紹介”ではなく採用プロセス業務を請け負うサービスです。
もちろん人材会社が持つノウハウ蓄積には勝算ありますが、今後新たに新参入企業の”常識ハズレなサービス”が現れるのか、注目です。

AIを敵にするか味方にするか

そう書いている自分もAIにはまだまだ半信半疑です。
というのもAIには数値化できるものとできないものがあると思っていて、給与や資格・勤務地などは明確だが、スキルののびしろや人格などは表現が難しく、さらに未経験業務ではなおさら。企業側で言うと社風など肌感覚の情報はどうやって数値化して伝えるのだろうか。

・・・と、思われてきたのが少し変わってきました。
Amzonのオススメ商品のように高い精度で求人・求職者を紹介できるようになってきています。
実際、求人サイトのビズリーチやキャリアトレックなどは精度が高いと評判です。

求職者は、忙しい仕事の合間に交通費と時間を掛けて人材会社に会いに行く。しかし、面談では希望するものとは無関係なその会社の都合の良い提案を受けたりするくらいなら、信用できるインターネット求人を見ていたほうがムダがない。人材会社の利害に振り回される「ヒト」よりも、データ分析してくれる「AI」のほうが期待できるかもしれない。

ヒトが行う低いサービスレベルであれば、機械やテクノロジーを活用した方が精度が高くなっていくでしょう。

まとめ

5年後の世界を想像したことはありますか?
今とあまり変わってないんじゃない?って思っている人は、一度 ”5年前” を思い出してみてはいかがでしょう?
今では当たり前のものが、当時は斬新だったと思います。例えばLINEとかもちょうどこの頃です。

AIに限っていうと、ヒトがいいのか人工知能がいいのか、という話ですが、決めるのは求職者。

当面はそれぞれのメリットを持ち上げて、それぞれのデメリットをけなし合う、今はそんな感じだと思います。
まだまだAIにはできないことが多く、ヒトでしか解決できないことは当然ヒトが行わなければなりません。

それではまた、タケでした。

ではでは。

タケ
タケ

5年経つのはあっという間。

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この記事を書いた人
タケ
タケ
プラントエンジニア歴20年の男
電気EPC技師として国内・海外を20年間飛びまわる。働く環境づくりや人材採用テクニックに興味を持ち、人材派遣会社のマネージャー職に転身。その後、エンジニア採用や企業広報を支援すべく起業。業界内の新しい価値を生み出すためのプロジェクトとして本ウェブマガジン『プラント百景』や転職サイト『プラント特区』を手掛ける。
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