残された道は「◎◎」しかない

アフターコロナというより脱炭素化が進むプラント業界の今後2021

3 週間前  | 268 Views | 私感

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アフターコロナというより脱炭素化が進むプラント業界の今後2021



世の中、コロナコロナコロナ。

もう、、、、

って感じです(ね)。

 

少し前まで「脱炭素化」という言葉がよく目にするようになりましたが、今は何を見ても「コロナ」一色。

そりゃそうですよね。
国民、いや、全人類共通の身近な話題なので関心が高いのも当たり前です。
この1年間で生活が大きく変わりました。

ただ脱炭素化の話が終わったわけではありません。
むしろ脱炭素化は加速方向です。

たとえば

政府は2030年代前半にガソリンエンジン車の販売禁止を発表しました。
今が2021年なのであと9年後です。

販売が禁止なだけで以降も道を走れることはできますが、その頃には電気自動車シェアも拡大していることでしょう。乗用車はすでに電動化され一般販売されてますが、トラックやバイクもガソリン禁止って、まだ実感湧きません。

こうやって時代って変わっていくのでしょうが、カセットテープ式のウォークマン聞きまくってた中学生の頃、CDウォークマンが新発売された時の違和感に似てるような気がします。

「地球上の原油残量があとこれだけ!」って心配するより、石油使ってたら地球がヤバいってことがわかりました。
そういや昔、「南極の氷がちょっとずつ溶けてるんだって」っていう話を聞いたことがあったけど、その頃は「へー」くらいだったんですが、もうのんきなこと言ってられない状況のようです。

温暖化のメカニズム

地球は温室効果ガスに守られていて、この今の気温になってます。
まぁ服みたいなもんですね。

今着ているのは快適なTシャツだとして。
この上にダウンジャケットを着たらすぐに温かくなりますよね。冬ならいいけど夏なら当然暑いです。で、今の人類が便利に生活していく上でどうやらその服(温室効果ガス)をどんどんぶ厚くしていってるみたいです。

「温室効果ガス」って単語で聞くと学者言葉みたいで小難しいですが、「温室効果」だけで聞くとちょっと想像しやすいかも。

で、それを防ぐためには何をすればいいのか。
というより、何をしたらダメなのか。
温室効果ガスの代表的なものは二酸化炭素です。
二酸化炭素は、石油燃料(石炭、石油、天然ガスなど)を燃焼させると発生します。

これってプラント業界に大きく関係してますよね。というかド直球です。
電気を作るための火力発電所、製鉄、産業廃棄物を燃焼処分するゴミ処理場、自動車・飛行機などの運輸、その他製造工場などなど。
当然その燃料となる石油精製プラントやLNGなんかも。

これまで経済成長を助けていたヒーローが、全市民から全否定されてる感じです。

今後

おそらく、今後はそういったプラントの建設は増えていかないでしょう。
プラント業界の衰退までは言いませんが、逆風なのは確かです。

とはいえ、エネルギーをゼロにするわけにはいきません。
もともとそれ以前にも、ちょっと危険な中東にエネルギー依存していたというリスクヘッジの観点もありますが、電力に関しては今後は再生可能エネルギーへと転換されることになります。

単純な”ものさし”で比べられませんが、石油エネルギーと再生可能エネルギーでは大きく設備のしくみが異なります。

石油精製や電力プラントの姿を思い浮かべると、いろんな太さの配管が敷地内縦横無尽にごっちゃり並べられているのを想像します。

一方で、太陽光発電や風力発電プラント。
これをプラントと呼んでいいものかと思いくらいあっさりした造りをしています。つまり、これまでの設計技術はあまり必要ないとも言えるわけで、言い換えればそのような設計業務、設計者の出番が少なくなります。

さっきの話ではないですが、
ガソリン車がなくなるということは、燃焼エンジンそのものが必要なくなるということで、それに変わる電気エンジンを開発する設計者が新たに必要になり、前者を設計してきた人たちがどうなるかは想像の通り。

日本は自動車メーカーとして世の中に大きく貢献してきましたが、外見こそ同じであっても、中身のエンジン(というよりモーターですね)がまるで違うものが入ることになり、じゃ、その開発をもう諦めるのか、それとも新しい道を選ぶのかの決断はこの業界ではもう来てしまいました。

いまでこそCDすら時代遅れですが、かつて音楽再生メディアがカセットテープからCDに変わった時のように、そこで廃業となったメーカーも多くありました。

また、キャッシュレス文化が広まり、銀行のあり方も問われています。
紙のお金が世の中から消えていく。
紙のお金を取り扱う設備、銀行員の仕事がなくなるのはもう目の前です。
預ける必要がない、それでいて利息は微小。
お金を集めることができなくなり、銀行としての運用がますます難しくなるって話です。

AI・IT・IoT

こういった流れは今、いろんな業界で起こっています。
そのうちのひとつでもあるプラント業界。
これまで何度も転換期、転換期と言われたことがありますが、今回こそが真の転換期です。

それでなくてもAI技術が発展し、”ヒトによる設計”自体が減少すると言われる世の中、現在のプラント企業・プラントエンジニアの存在も様変わりすることでしょう。

ただ、一気・一斉になくなることはないでしょう。
共に企業が合併や吸収を行い、力関係で強い企業が生き残っていきます。
電機メーカーや銀行を見ていると、そんな気がします。

そこで起こるのがリストラ。派遣社員はおろか、正社員までもが余剰社員となります。代わりに需要が高まるITエンジニア。
プラントでもAI化が進み、設計はもちろん、運転や点検なども自動化されるでしょう。当然この皆さん方の在宅勤務も可能です。

それぞれのクライアントが発注するオリジナルな設備をIoTカスタマイズ設計できるITスキルこそが将来のプラント業界では必要となる職種となるでしょう。外注するか、内製するかの比率はまだ読めないですね。

とはいえ、

日本は”利権”という文化もまだまだ強く残っていて、デジタル技術では押し進められない政治的な”ヒトの仕事”で、良くも悪くも、もうしばらくはこのまま延命できるんじゃないのかなって事も思ってます。

まぁ脱炭素化の専門家じゃないのであくまで私感です。皆さんも薄々気づいてた事かもしれませんが見て見ぬ振りもどうかなって思って書いてみました。

ではでは。



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タケ

この記事を書いた人

タケ

プラントエンジ御三家系の電気EPC技師として国内・海外を20年間飛びまわる。役職が上がるにつれ働く環境づくりやリクルーティングテクニックに興味を持ち、人材派遣会社のマネージャー職に転身。プラント業界が抱える高齢化の解決、主にエンジニア採用や企業広報を支援すべく起業。業界内の新しい価値を生み出すためのプロジェクトとして本ブログ『プラント百景』や人材マッチングサイト『プラント特区』を手掛ける。