私感
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エンジニア、寄り道しても回り道しても、その先は管理職

タケ
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エンジニア、寄り道しても回り道しても、その先は管理職

タケ
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生涯エンジニアのままがいいって人、多いよね。

タケです。

プラントエンジニアという専門職を働き方として選んだとしても、大きく見れば会社という組織に属する会社員です。

あなたの会社にも当然、経営者や役員、部署の長など、会社を運営しているそういったポジションの人が必ずいます。全員ではないでしょうが、そういった人たちの中にも昔はエンジニアだった人も多くいると思います。

あなたは管理職になりたい?

年功序列の例もあると思いますが、望んで管理職になる人とそうでない人がいます。

誰もが学生の頃からその会社の管理職に憧れて入社する人はいませんよね。その業界、その会社がやっていることに興味が湧き、そしてエンジニア志望で入社したんだと思います。

プラントエンジニアが一人前になるまでは時間がかかります。
当然、若いうちに管理職にオファーされるケースなんてほとんどないですが、それ相当の実績をつければ管理職というポジションがチラチラしてくると思います。年代にしたら早くて35才、だいたい40代ですね。
「四十にして迷わず」なんていう孔子の有名な言葉もありますが、”迷わず”というよりむしろ迷いが始まる年代です。

これまでいろんな経験をしてきたけど、なんだかんだエンジニアリングが好きで、これからも技術を極めていきたい。いいものを作っていきたい。そう思っている人も多いと思います。

そんなときに上司からの「管理職」オファー。
確かにエンジニアは厳しい仕事ですが、エンジニアと管理職では仕事内容が大きく変わってしまう。さっきのような職人肌な人ほど、迷うのではないでしょうか。

エンジニアの中には自分に厳しい人もいれば甘い人もいて、逆に他人に厳しい人、甘い人などそれぞれ。いずれにしても、管理職には向いてないっていう人もいます。

管理職。
部下となる人たちへのカリスマ性というか、統率力というか、これまで武器にしてきた技術力だけではうまくいきません。
とはいえ、プラントエンジニアに関して言うならば、これまでの自分の実績が上司・部下に評価されていることが重要かと思います。経験上ね。
言葉の重みが違います。

エンジニアとして全然成果をあげれなかった人が”人の上に立つ”という役職になった時のやりづらさって、地獄とまでは言いませんが、自覚あるなら断ったほうが自分のためであり、みんなのためです。それが年功序列だとしても。
なかには、エンジニアを長年やってきて、やっぱりエンジニアに向いてないから管理職に志願するって人もいますが、まぁそんな人はそっちでもなかなかうまくいかないものです。

逆を言うと、早く管理職になりたかったら早くエンジニアで実績を作れ。
これに尽きます。

また最近では、管理職を煩わしい仕事に思う人が多くなったと思います。お金や人の管理、言うこと聞かない部下との関わり、無理難題を言ってくる上層部との調整など、とにかく面倒くさそう、と思う人も多くなったと思います。

昔は、「出世は男の本懐」って言われてましたが、今では出世は敬遠されるほどの価値観になってしまったのかもしれません。「仕事=生活」ではなく、生活するために働くという手段のひとつに過ぎないため、余計な負荷は回避したいという思考です。なので転職もタイミング良ければいつでもという人が増えているのです。

転職を考えてるなら管理職はちょっと待て

少なくとも、管理職になるとエンジニアの仕事ができなくなるのは確かです。
これまで積み上げてきた15〜20年間のスキル。しかし定年まではあと20年もあります。

この先の業界の変化までは読めませんが、今の会社が好きなら管理職も悪くないかもしれません。

生涯現役プレーヤー(エンジニア)でいきたいなら、エンジニアとして別の会社に転職するという道もあるでしょう。一旦管理職になってしまうと、転職のタイミングがますます難しくなるのは想像できると思います。そもそも他人の転職を止める側の役職ですし。

とはいえエンジニアと管理職の両方を経験した人も貴重です。今の会社をいつでも飛び出す勇気があるならば、流れのまま管理職になるのもアリかもしれません。

ただ、転職先でも管理職になれるかどうかは別です。
再びエンジニアとして働くことになるならば、管理職として働いてきた経験は少しは活かされるかもしれませんが、ぽっかり空いたノーエンジニアリングのブランクが長ければ長いほど、やりにくく感じることでしょう。

エンジニア転職するならやっぱり現役のままが一番です。

今後は転職ありきのエンジニア職

そして、プラント業界は今、少し角度を変えて進もうとしています。
脱炭素化、少子高齢化、AI化。

これまで業界の主役となっていた石油、発電、鉄鋼、自動車関連などのプラントが徐々に案件が少なくなり、業態すら違うものに変わろうともしています。

今までのエンジニアリングを生業としてきた会社、エンジニアたちにも当然影響があります。本当に今の会社にいて良いのか、という考えを持つ人も多くなったようです。

今や1回2回の転職は当たり前に行われるようになりましたが、今の会社に色濃く浸かってしまいすぎると、いざというときに身動きできなくなります。
斜陽とか泥舟とまでは言いませんが、この先心配するような心当たりがあるようなら、目先の昇給などに惑わされず、しっかり考えることも大切です。

人生100年時代。
年金を期待せず、せめて75才位までは働いておきたいもの。
エンジニアのままでも十分生きていけます。
もちろん進化する技術勉強は常に必要ですが、管理職スキルを売りに転職するよりかは、技術スキルを売りにしたほうが良策なのでは、と思っています。特に後継者が不足しているこの業界なら特に。

年功序列制度の弊害か、既に管理職だらけな会社も増えてるそうです。
さらにコロナ禍はおさまらず、多くの企業で在宅勤務が定着しつつあります。オンライン会議やデジタルツールなどで、会社における「個」のコミュニケーションが深まる一方で、従来の集約型で情報や労務管理をまとめる中間管理職は、そのあり方やポジションとしての働き方の再定義を求められています。

そして、思ってる以上に管理職って大変です。

タケ
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でもね、管理職も悪くないよ。

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この記事を書いた人
タケ
タケ
プラントエンジニア歴20年の男
電気EPC技師として国内・海外を20年間飛びまわる。働く環境づくりや人材採用テクニックに興味を持ち、人材派遣会社のマネージャー職に転身。その後、エンジニア採用や企業広報を支援すべく起業。業界内の新しい価値を生み出すためのプロジェクトとして本ウェブマガジン『プラント百景』や転職サイト『プラント特区』を手掛ける。
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