私感
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【コロナ後】俺が何を言っているかわからないプラント業界の今後な件

タケ
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【コロナ後】俺が何を言っているかわからないプラント業界の今後な件

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意外? それとも順当?

タケです。

アフターコロナのプラント業界、気になりますよね。
私の場合、一番感覚をつかみやすいのが求人サイトかもしれません。いろんな求人サイトを見ても前よりかは求人案件も増えてきていて、静から動に変化しつつある感覚がざっくり見受けられます。
せっかくなので今回はもう少しいろんな角度からプラント業界の変化を見ていこうと思います。

働き方

多くの業界の中でも在宅勤務やオンライン化の導入がいま一歩だったと言われているプラントエンジニアリングを含む建設業。都内や大きな企業ではその整備に投資してうまく活用できたと聞いていて、今でも業務のオンライン化が定着しているみたいです。ただ、やはり初期の頃は大半のチームは業務効率があまり上がらず、社員の中でも賛否両論あったものの今では普通の事のように仕事ができるようにも。要は慣れ。zoomミーティングも当たり前のように活用出来てるようですね。今まで情報漏えいを恐れて在宅勤務という働き方がずっと敬遠されていましたが、このコロナでしっかりした管理システムが構築できたのは大きいと思います。

若返り成功?

ここ直近のプラントエンジニア企業の社員平均年齢は45才くらいだそうで、若返りは確実に進んでいます。とはいえ、何もしないでこういう結果になったわけではなく、若返りできた企業は何かしらのアクションを継続してきたからだと思います。ホームページの改善、SNS広報、求人の給与ベースアップなどなど。いずれにしてもWEBでの露出を増やしていくことが大事。ここでやる企業、やらない企業で差が出たんだと思います。
話はそれますが、エンジニアリング企業売上トップ3は、1位:日揮/2位:千代田化工建設/3位:栗田工業の順です(※4位:東洋エンジニアリング)。私もたまに訪問させてもらっているのですが、たしかに他社よりも若い顔ぶれが目立っています。

需要

プラント業界の業種範囲は広く、一概に言い切れないのですが海外のエネルギー需要に伴う大型投資が増えたことから、海外案件の伸びが上昇しています。電力プラントしかり、インフラシステムしかり。一方で国内の投資はさほど増えておらず依然伸び悩み中であることはまだまだ悩ましい。世界経済の動向に直結する業界でもあるので業界というよりも政府の力の入れ方次第といっても正直過言では無いです。資源メジャーを動かすにはいかに外交が大事かということ。
プラントの耐用年数は約20〜40年。国内では老朽化されたプラントの延命(補修や修繕)、カーボンニュートラル化によるリニューアル受注は引き続きあるでしょうが、新規建設は今後もあまり期待できません。

業界以外への進出

できたら避けたいことですが、存続させていくためには仕方のないこと。石油で有名なカタールが行っている石油から太陽光というように国内でも、石油元請けが別のエネルギー分野に参入したりしています。さらに同業界企業(再生可能エネルギーなど)への投資、そして将来性のある異業界への投資、プラント運営/操業サービス、海外の大規模農業、食品開発、AIやビッグデータなどのデジタル産業へも。ただし後追い事業になるのでそのノウハウはまだまだ弱く、他社との協業というスタイルも増えてくるでしょう。

海外企業の勢い

一方で中国や韓国のエンジニアリング企業が凄まじい勢いで成長してきています。給与もいいみたいですね。以前の安かろう悪かろうの時代を払拭する質の高い企業・エンジニアが増えてきました。まもなくベトナム・インドネシア・マレーシア、そして中東なども日本基準に追いついてくるとも言われています。
特に今後のエネルギー関連は中規模クラスの発電プラントが増えてくることで大手に加え、名も知れぬベンチャー企業、スタートアップ企業が突如現れることが予想されます。

タケ
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日本の技術最高!は昔の話。

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この記事を書いた人
タケ
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プラントエンジニア歴20年の男
電気EPC技師として国内・海外を20年間飛びまわる。働く環境づくりや人材採用テクニックに興味を持ち、人材派遣会社のマネージャー職に転身。その後、エンジニア採用や企業広報を支援すべく起業。業界内の新しい価値を生み出すためのプロジェクトとして本ウェブマガジン『プラント百景』や転職サイト『プラント特区』を手掛ける。
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