資格、結局いるのか、いらないのか論

資格、結局いるのか、いらないのか論

いるのかい、いらないのかい、どっちなんだい?
タケです。
今、IT業界で話題となっている、資格不要論。
結論こそ出てませんが、雰囲気的には「いらないんじゃない?」が最近の流れ。結局のところ「現実の仕事には役に立たない」ということみたいです。
では、このプラント業界ではどうでしょう。
プラント系・建設/建築系の資格もめちゃめちゃたくさんあります。
現場職の場合
現場で言えば、建機運転や工具系は、これ絶対なくては仕事に従事できないのでこれは「必要」でしょう。どちらかというと作業員寄りの資格ですね。
では、現場監督(施工管理・安全管理)ではどうでしょうか。
これも、無いとダメなものもあれば、なくてもできるものもあって。
ただ、現場では生死に直結する仕事なので、それを管理する側とすれば「必要」だと思います。知識として。
ここで言う資格は、免許とは違うのですが、現場では資格と免許が割と似たような扱いになっているものもあって、統括して「必要」としておきます。
ただ、未経験者に言いたいのは「すぐに必要ではない」と付け足しておきます。
誰かが持っていればOK、というケースもあるので「資格が無いから諦めよう」と思わないで下さい。 もちろん、自分自身が持っていないとダメ、というものもあるので、それは働きだしてから必要なタイミングで取ればいいと思います。
設計職の場合
さて、もう一つはエンジニアリング系。
設計技術者に向けた資格もたくさんあります。
外からのイメージは「資格を持っていないと働けない」といった感じに思われているようで。
ネット上では「プラント未経験です。資格がないと就職できませんか?」系の質問が繰り返されています。これも決まった回答はないものの、「あったほうが良い」がタケの意見。
でも”あったほうがいいけど”、無いとダメ、ってことは無いです。
この「あったほうがいい」というのは、単に仕事に従事できない、ではなくて、人から評価されるために”あったほうが良い”という意味。
特に転職の際は、採用の目安にされることが多いです。
(繰り返しになりますが、持っていないと仕事に就けないから、という意味での採用基準ではないです)
言い換えると、こいつバカではないな、という意味での目安です。
どの資格も、そう簡単に取れるものではなく、ある程度勉強しないと取れないものばかり。その苦労を乗り越えた、ある一定の頭の良さ、を見極めるための「資格」です。
正直、その資格自体、言うほど仕事の役に立つってものはそれほど多くないです。
「お前に言われる資格はない!」的な、ある一定のレベルを見極めるのに使われる”資格”の域程度の話。
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良いこともあるが
ただ、資格を持っていると資格手当がもらえる会社もありますし、そういう意味では「必要」ですね。仕事の能力とは関係なく、持ってるだけで給料が上がるなるなら取っておくべきでしょう。
それがなかったら、わざわざ取らなくても(以下省略
でもまだまだ、資格を持っている人=仕事ができる人、と勘違いしている人が多いです。
それは企業の採用担当者も含めて。
実際、昔は、資格資格資格、とにかく資格至上主義でした。
資格があれば、就職に有利と言われていました。
実際、資格がなくてもめちゃめちゃ仕事ができる人もたくさんいますし、何なら海外案件ならば持っていても全く効力を持ちません。教科書どおりの論だけで解決できないことばかりです。
私は昔、電気設計エンジニアだったのですが、資格の勉強するくらいなら、単線結線図を一人で書けるように勉強していたし、どうやったらコストを下げた施工計画ができるか、もっとCADが早く書けるように練習しよう、といったものに時間を使ってました。
資格自体に意味がない、とは思っていませんが、資格よりも優先して大事なものはたくさんある、と思ってます。
言いたかったのは「安心しろ、それほど資格が実務に活きないぜ」ということ。
なので、
「未経験から就職するためには資格が必須かぁ。資格の勉強から始めるか・・」
なんていう思い違いをしないように。
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まとめ
正直、実践・経験が一番仕事に活きます。
多くの案件をこなした数のほうが、資格よりよっぽど評価されますし、そうあるべきです。
筋トレの本を延々と読み続けていても、筋肉ムキムキマンにはなれないでしょ、に近いです。
あくまで私感ですよ、私感。
ありがとうございました。
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