プラント業界がイケてないんじゃなく、一部のプラント企業がイケてないんだぜ(寝言)
プラント業界がイケてないんじゃなく、一部のプラント企業がイケてないんだぜ(寝言)
「悪いことのほうが目立つ」の法則。
タケです。
ちょっと思ったこと、書き留めます。
とあるこの高校は有名大学に何人も送り出している進学校。
ただ、この高校にも不良グループが数人いた。
「誰々がどこの大学に行った」より、
「誰々が街で警察官ともめてた」のほうが一般的には興味度は高い。
・・・。で?
本題。
「どこどこの企業はすごく働きやすい・技術力も高い」より、
「どこどこの企業は残業ばかりで休みもない・いい加減な仕事をしている」のほうが目立つ。
どちらも全体的には前者のほうが多いです。
しかし、悪いウワサはおしゃべりの格好のネタ。
悪いものは目立つ。
単純にそんなことなんです。
「へー、そんな悪い学校なんだね」
「へー、そんな悪い業界なんだね」
そうやって広まってきたんだと思います。
そう言うが進化はしている
プラント業界の技術進化や働き方もここ最近で急速に進んでいます。
これまで何時間も人間がやってきた計算を瞬時にはじき出せます。
書類は紙からデジタルに変わり、電話はメールに、会議はオンラインに、余計な接待はなくなり、口八丁な営業、手八丁な見積もりではごまかしが効かなくなった。
残業時間で言えば確実に減っています。そう、一部の企業を除けばね。
そうやって働いてきた諸先輩方にはどうも受け入れがたいのはわかります。
自分がやってきてやりやすいことは”変える必要がない”と思っているから。
もっというと、俺たちはこうやって苦労してきた、を押し付けるために。
本当は便利なのはわかっていても変える体力気力がないからかも知れない。
いつまでもスマホを持たないお年寄りのように・・・。
会社組織は諸先輩方に決定権がある
新しいものを取り入れようとする意識、変えてみようという意識は、若い社員と比べても知恵と行動力にギャップがある。
「しょーもな」と思っていても、言ったところで変化があるとは思ってないから表に出てこないのもそれ。
特にプラント業界は高齢化が進んでいる。
一般企業以上に改革意識が薄く、1〜2世代前の文化が根強く残っている。
実はこれ、中堅企業に多い。
エンドユーザーや大手エンジ企業ではかなりのスピードで改革が進んでいる。
もはや古臭いどころか、結構進んでいる。
また、小規模の会社は事業存続に常に敏感であるため、意外にも改革意識は強い。
比較的安定している中堅企業ほど、いわゆる「時代遅れ」感がにじみ出ているような気がする。
そして業界的にも中堅企業は多い。
今のネット文化では、社内情報を簡単に知ることができるようになった。
内部者や退職した者からのリークは、いまや就職転職活動における重要な役割を担う。
得てして良いことはあまり書かれない。
Sponsored Links (by Amazon.jp)
悪いウワサのほうが目立つ
自分たちが思っている以上に、業界全体が悪く思われている。
本当はその企業だけのはずなのに。
人が集まらない、すぐに辞めていく。
なぜだろう、ではない。
業界全体がイケてないから、ではない。
居心地がいい今を変えたくないその企業のおかげです。
しかも業界は表向きには閉鎖的。情報交換・入手の場が少ない。
情報漏えいを非常に気にする業界だ。
(業務情報は絶対漏らさない、には感心するほど命がけである)
横のつながりが少ないため、同業の実態を知らないことも一役買っている。
ほかも一緒だろう、ってね。
なまじ安定してるとそんなことにも興味を示さないから仕方ない。
まぁ安定してるなら、そのままが良いのかも知れないが。
さぁ、そろそろ起きるかな。